化粧品成分検定2級とは、一般社団法人化粧品成分検定協会が行う資格試験です。3級は公式サイトで、無料で受験できます。2級は、
基本的な成分・パッケージ記載内容を理解でき、化粧品選びに役立てることができる。(引用:公式サイト)
のが目的です。
第6回化粧品成分検定2級を受験したきっかけ
化粧品成分検定を受験したきっかけは、「美容ブロガーの先輩方で資格保有者が多い」ことを知りました。
使用レビューを書く時に、成分について詳しく記載することができず
「もっと成分について詳しかったら、コメントも変わるかも…」
と思い立ったのがきっかけ。
ただ「第6回化粧品成分検定 申し込み締め切り日」に、検定の存在を知りました。化粧品成分検定は、12月と6月の年2回しか受験のチャンスがありません。
受験日まで約1ヶ月、これを逃すと受験のチャンスは半年先。迷ったあげくに、1ヶ月後の受験を選んでしまったのです。
受験の申し込みと同時に、「テキスト」「問題集」をすぐに購入しました。
2級受験料 6,000円(税別)
公式テキスト 1,800円(税別)※1,2級ともに共通
公式問題集 1,080円(税込)※別途送料
受験に「約9,000円」近く、費用がかかります。
しかし受験まで約1ヶ月ほど、40代半ばの記憶力が持つかどうかが心配でした。
化粧品成分検定を受験するのは、どんな人?
受験会場で見かけた受験者の雰囲気ですが、男女比は1:9くらい。年齢構成比は、20代が6~7割。30代~40代が3割程度。(私の感覚なので、あくまで参考です。正式発表ではありません)
化粧品成分検定の資格は、
・化粧品メーカー(販売員、営業部門の方など)
・通販コールセンター(化粧品部門 SV、オペレーターの方など)
・化粧品小売(百貨店、GMS、バラエティショップのバイヤー、売場担当者の方など)
・化粧品原料、OEMメーカーの方(営業部門の方など)
で活用しているので「仕事で必要」な方が受験に来られていました。
私のような美容ブロガーも、おそらく1割強は受験していると思われます。
40代でも「美容への情熱と興味」があれば、受験も「勉強をするきっかけ」になります。
40代の化粧品成分検定の受験勉強とは?
さまざまな受験勉強をした経験から言えば、「検定試験の情報が少ない」のが正直な意見。
試験勉強に「youtube」や、過去問を検索したのですが見つかりませんでした。
・勉強するポイント
・詳しい解説資料や動画
がないので、ひたすらテキストの内容をノートにまとめる。
エステルやけん化反応は、言葉よりも「図(化学式)」にまとめて視覚的に覚えました。
「水に溶ける」「溶けない」は、化学式で「OH基」の有無を思い出して回答しました。
年齢的な記憶力の低下は仕方がありません。しかし「40代なりの勉強方法」が必要です。視覚的な記憶方法が私には向いているので、
・下手でも関係するイラストをノートに描く
・自分や娘に解説しながら、記憶を定着させる
・問題集で迷ったり、間違えたら「チェックマーク」つける
覚えられないときには「語呂合わせ」を作りました。
(紫外線防止剤の「抑制・排泄・還元」は、「よくはいかん(配管)」と覚えました)
化粧品成分検定の過去問や解答速報について
化粧品成分検定の過去問や解答速報を、探してみましたが…。ネットで探すことはできませんでした。たまにTwitterや検索結果に出てくるものは、正確な情報ではありません。(PV数稼ぎのサイトばかりで、イライラしました)
公式サイトで販売している「問題集」しか、対策として勉強に使えるものはありませんでした。受験時に「問題の持ち帰り禁止」だったので、過去問は出回らないようです。ただ自己採点ができないので、これは改善して欲しい。
個人的には「過去問 5年間分」を、公式サイトで販売して欲しいです。
まだ合否が出ていないので、あまり偉そうには言えないのですが。テキストに書かれていること以外は、試験に出てきません。
・テキストを5回ほど、通しでじっくり読み込む(最後の問題まで)
・問題集も5回繰り返し解きまくる
・界面活性剤(アニオン・カチオン・両性・非イオン)の成分名を覚える
・美白、紫外線防止剤、抗炎症の主な成分名を覚える
体感的に40代半ばをすぎると、記憶力が落ちてくるので「勉強期間は長め」に取ったほうが良いです。私の場合「受験を申し込んだのが1ヶ月前、勉強に2週間」、完璧に記憶することはできませんでした。
化粧品成分検定は「成分名と役割を覚える」記憶力が必要です。
(計算問題がなく、ひたすらインプット)脳トレと楽しんで、受験勉強しましょう。
化粧品成分検定を受験するときの注意事項
公式サイトで受験の申し込みができ、受験日の約2週間前に郵送で受験票が届きます。
受験日時と会場、当日の持ち物や注意事項の記載がありますので読んでおきましょう。
資格試験なので、受験票には「顔写真」が必要になります。(履歴書用サイズ 縦4cm×横3cm)当日までに受験票に貼っておきましょう。
試験は「マークシート方式」です。HBかBの鉛筆2~3本と、消しゴムを準備します。第6回検定試験の会場には「時計」がありませんでした。必ず腕時計も、持ち物リストに入れましょう。スマホは試験中は電源を切り、カバンの中にしまわなければいけません。
試験前の注意事項では、ティッシュも机の上に出すのは禁止でした。
試験時間は70分間、計算問題はありませんので「ひたすら記憶の糸を手繰り寄せる」試験でした。正答率80%で合格。
覚えていなければ回答は難しく、比較的早めに試験を終えて退出される方が半数ほど。問題用紙・解答用紙・受験票はすべて回収されます。自己採点ができず、1ヶ月後の「合否通知」が届くまで楽しみに結果を待つことにします。
1月末には結果が届くのですが、化粧品成分検定1級も受験したいです。娘達の勉強している姿に触発され、「コスメが好き」をもっと深く真剣に勉強する素晴らしい経験でした。
今度は1級を目指して、皆さんにコスメ情報を発信していけるように努力します。
今回も最後までお読みくださって、ありがとうございました。