2020年初めて経験した胆石にまつわる入院&手術に関しての忘備録。
もし私と同じ不調を感じる方がいたら、早めに病院に行くきっかけになれば幸いです。
必ず来るのは深夜、眠れないほどの腹痛…
好きなお酒を飲み控えて寝ていたところ、眠気が消えるほどの腹痛で目を覚ましました。
いつも痛むのは、みぞおちの中央。胃のあたり。
20代の頃、
「胃痛の原因は、胃下垂。食道が引っ張られて、腹痛が起こる」
と医師から診断された経験があり。軽く「いつもの胃痛」と、最初は感じていました。
今思えば1ヶ月ほど前から、深夜に胃痛に襲われ目を覚ます事がありました。
普段から胃のむかつきを感じやすく、胃も弱くなっているのかな。
と体調の変化を少し感じていました。
この胃痛はいつも白湯を少しずつ飲んで、横になっていれば痛みが消えていきました。
だいたい2時間ほど休めば、突然腹痛は消える。
でも睡眠時間が少なくなり、次の日がしんどくなる。厄介な腹痛。
この日も「またか…」の気持ちで、ひとまず起きて白湯を飲みながらテレビを見て腹痛が去るのを待つことにしました。
痛みは背中まで、横になるのもしんどすぎる…
ただこの日の腹痛は、まったく痛みが治まりません。
白湯を何倍飲んでも、痛みはひどくなるばかり。
みぞおちの中央部だけだった痛みは、いつのまにか左側にも。
みぞおちをゆっくり手のひらでマッサージしても、痛みは変わりません。
むしろ痛みは突き刺すような感覚に変化し、起きて座っていると背中が痛くて辛い。
かといって、身体を横にしても痛みは変わりません。
出産の時の陣痛に比べたら、我慢できる。
でも陣痛の次にくるほどの、猛烈な痛みであることは間違いありません。
深夜1時から続いた痛みは、気がつけば朝5時。
痛みに耐えて全身に力が入りすぎて、体力も限界を感じるようになりました。
あと1時間すれば、夫も起きてくる時間。
人生で初めて”痛みのせい”で、眠ることが出来ずにいました。
朝になっても激痛は治まらず、近所の病院に受診
起きてきた主人に、
仕事を休んで、さすがに病院で見てもらおうと思う
と言うのがやっとでした。
2020年は、新型コロナの恐怖が吹き荒れていた頃。
発熱していたら、病院で診てもらうことが難しい状況。
まずは体温計で、発熱していないことを確認。
かかりつけの病院にある施設や機械をスマホでチェック。
(その場で腹部を詳しく検査してもらいたかった…)
この時点での私の頭の中は、
(個人の感想ですので、お許しください)
まだかまだかと待ちわびた開院時間に、痛みを堪えて自力で運転。
なんとか病院までたどり着きました。
診断結果は? 痛みは治まり、自宅へ…
医師に昨夜までの経過と痛みの状況を説明。
「とにかく腹痛が痛すぎて、眠れなかった」
ひとまず正確な診断の前に、一通りの検査。
・腹部レントゲン
血液検査は、”外部の検査センター”と”院内で迅速にできる検査”の二種類。
緊急性の有無を調べるための院内検査は、正常の範囲内。
(白血球数は基準値の上限ギリギリの正常範囲)
腹部レントゲンも、腸内にガスが溜まっているくらい。しかも片側だけ。
どこかで詰まっているのか、原因ははっきりせず。
ひとまず腹痛を抑える点滴(ブスコパン)をしてもらいました。
ただこの点滴も、一晩痛みで苦しんだ影響なのか”血管が出ない”と看護師さんを困らせてしまうことに。
この”血管が出ない”騒動は、その後胆石症経験者の方も遭遇した”よくある経験”みたい…。
ひとまずは、「胃腸の不調」という診断に。
点滴のあとは、痛みも治まったので薬をもらって帰宅することにしました。
病院から、まさかの呼び出し… 2度目の受診…
朝イチの受診で痛みから開放され、午後はのんびりお昼寝をしていました。
前夜寝ていないのですから、やっと寝られる幸せな時間。
「睡眠は、大事だな…」
うとうと寝ていたときに、家の電話で起こされるのでした。
さきほど受診いただいた、〇〇病院です。
血液検査の結果が、非常に悪くて。
紹介状をお出しするので、大きな病院で受診してほしいのですが…
血液検査のうち、γ-GTPが1000を超えているとのこと。
もともと年に一回の健康診断で、γ-GTPが高くて引っかかっていた私。
つい医師に、
「あ~~~~、お酒飲むのでいつも高めなんですよね~~~」
(自分で書いていても、お恥ずかしい…)
と”普段の不摂生”を告白してました。
私(医師)もこの数値の高さは、あまり経験しない。
絶対おかしいから、大きな病院で診てもらったほうがいい。
急いで身支度をして、紹介状を受け取りに午前中に受診した病院に向かいました。
ALP 688U/L
AST(GOT) 364U/L
ALT(GPT) 234U/L
γ-GTP 1002U/L
LD(LDH) 580U/L
CRP 0.45mg/dl
白血球数 10000/μL
溶血 2+
※検査結果で”高値”マークがついていたものを抜粋。
この病院は、娘も私もいつもお世話になるところ。パックリ割れた娘の膝を
、鮮やかな縫合でキレイに治して頂いたこともある。
その先生が真剣に言うのだから、明日にでも大病院で受診することにしました。