2018年3月1日から開催している、ロフトネットストア限定イベント「秘密の屋根裏」。
展示会で目玉商品を、いろいろとお試しさせていただきました。今回は国産文房具メーカーのPILOT(パイロット)さんの「万年筆作り」を体験させていただきました。
大人の女性なら、万年筆は1本持っておくと重要な場面で恥ずかしくない
コスメフリークも最近取材や展示会には、必ずペンケースを持参しています。そして中にはシャープペンシルなどの実用的なものだけでなく、1本だけ万年筆を入れているのです。
大人の嗜みとして、これからは重要な書類は万年筆でサインをしようと心がけているのです。
しかし万年筆を購入しても、なかなかメンテナンスやどこを基準に商品を選んだら良いのか悩むところ。
今回ロフトさんの展示会で、PILOTさん主催で万年筆を手作りする貴重な体験をさせていただきました。
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万年筆の部品はたくさんある! 無事に完成できるか不安になる
万年筆は購入してみたけれど、まずは多くの種類から選ぶことも難しかった私。もちろん、まったく詳しくはありません。
目の前に用意された「万年筆の部品」は、細かい部品も幾つかあり出来上がるか正直不安になりました。
そもそも万年筆は、職人さんが1本1本手作りで作っている高級なイメージ。素人が簡単に手作りできるものではないような…。
「万年筆はペン先の素材により書き心地が変わります。
今回のペン先はステンレスにメッキ加工してあります。
高級な万年筆は18金や24金などが使われ、素材によって書き味が変わります。」
高級万年筆はペン先の金属の違いもあるかもしれません。今回の万年筆のペン先はステンレス、錆びることはありません。水性インクだから、ペン先が錆びたら使い物になりません。ペン先の重要さを、学びました。
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ペン先よりも重要なペン芯、2つを密着させるには…

ピンが外れないように、しっかりと締めます。
万年筆の組み立ては、まずはフタ部分から行います。スーツの胸に刺すピン部分は、実はペンが転がらない役割があります。そしてピン部分は、メーカー独自のデザインがあり
「使っているペンを必ずピンでチェックしてしまう。
PILOT製品だと、やはり嬉しい。職業病ですね…」
と気さくに先生は話していました。
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ペン先の位置を確認するために、シールで目印を付けています。
次に万年筆の本体部分を組み立てていきます。
一番最後に残されたのが、万年筆の心臓部分である「ペン先とペン芯」。
ペン芯は「毛細管現象」で、インクを一定量出し続けていきます。つまり大事な心臓部分。万年筆ではペン先だけでなく、ペン芯も重要なのです。
今回は「工業製品(工場で量産されたもの)」。ペン芯とペン先がしっかりと密着しないと、万年筆としては使うことができません。
2つをしっかりと密着させるために、熱を加えて仕上げるということでした。熱する前と後の画像ですが、違いがわかるでしょうか?この微妙な違いが、万年筆として使えるようになるかのポイントです。
万年筆のインク選び、24色から定番を選ぶか迷い…
万年筆のインクは、使い捨ての「カートリッジ」タイプとコンバータータイプがあります。
今回の手作り万年筆は、コンバータータイプ。自分で24色もある、インクの色から選ぶことができます。
(カートリッジとコンバーターは、自分で使いやすい方に変えることができます)
オーソドックスな青色系から、ブラウン系、レッド系、オレンジ系などたくさんの色が並びます。
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24色の中でも毎年人気色は変わるのですが、不動の1位がブルーブラックの「月夜」。やはりオーソドックスな色は、時代が変わっても支持され続けるようです。
定番よりも黒が強い色ですが、「冬将軍」を今回は選びました。手作り万年筆は「スケルトンタイプ」なので、インクの色が鮮やかな「紫式部」や「山葡萄」でも見た目がキレイだったかもしれません。
無事に完成した手作り万年筆、試し書きもして書き心地もまずまず。
大人の余裕を感じる万年筆、奥深い世界に「もう1本欲しいな」と思うようになりました。
ちなみに文房具のロフト。万年筆も高級なラインから、初めて使うタイプまで種類がたくさんあります。
ご興味がありましたら、覗いてみてくださいね。
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